浮気されちゃったパターン①優秀で苦労人だった妻の場合
でお話ししたある一組の夫婦の、
妻側について、今回は、
浮気されちゃった妻事情を探ってみようと思います。
夫の浮気には、その背後には、本当に様々な事情が隠れています。
「どんな事情があろうと許せない!!」と仰る妻の皆さんもいるかもしれませんが、
少しだけ、夫心理・男性心理にも、
歩み寄ってみる「女性の許し力」を、
ぜひ培ってみてください。
優秀苦労人妻にありがちな「甘え下手・頼り下手」気質
さて、このご夫婦の場合には、
夫は「高学歴高収入高プライド型」なわけですが、
妻はというと、「優秀で苦労人型」なんですね。
幼少期に両親は離婚、
寝ずに働く母親の代わりに、家事や小さな弟の世話などを一生懸命こなしていました。
そういった環境からの反骨精神で、成績だけは妻の方も常にトップクラスだったようで、
後に上京し、銀行員となります。
よくあるパターンで言うと、こういった環境の場合には、
子供は非行に走りやすいものですが、この妻は本当に努力家だなと思います。
ただ、女性であまり幼少期に苦労して、頑張りすぎてしまうと、
「強くなり過ぎる」という欠点があります。
女性って、本来強いんです。
子供を産み育てることができますからね。
強くないとできません。
そこに、幼少期から頑張りすぎてきた経験が加わると、
気も強くなり、仕事もできるようになりますし、
稼げてしまうので、
正直、男性が必要なくなるんです。
そして「甘え下手・頼り下手」になります。
優秀な女性にはとても多いですね。
それは、優秀であるということで、
男性と対等になろうとする、もしくは、
男性より優秀であると思いたがる心理が働くからだと思います。
でもかたや男性は、女性に甘えて頼ってもらうことで、
男としてのモチベーションを維持できる人が多いので、
上手くいかなくなるのです。
結婚には最高に不向きな女性になります。
それでもこの妻も、女性としての幸せを求めた時期があったのですね。
とりあえずこの夫婦の場合には、優秀で支配欲の強い夫に対して、
優秀で対抗心の強い妻だったので、まぁ、当然合わないでしょう。
そのうち妻の方は仕事や国家資格の勉強等で一層対抗意識を燃やすようになり、
当然夫婦関係はこじれていきます。
他にもこの妻の場合には、環境が生んだ重大な欠点がありました。
父親嫌いが男性選びを誤らせる場合
この妻の父親は酒乱タイプで、酔うと母親に手を上げていたようです。
そんな父親を見ていたこの妻は、父親と真逆のタイプの男性を求めるようになります。
良家の息子、高学歴、会社員といったようなとこでしょうか。
父親が不出来であるなら、娘としては当然そうなるだろうと思うかもしれませんが、
でもここには、重要な注意点があるのです。
父親に欠けているものを持った男性が、良い男性とは限りません。
そもそも、父親の欠点のみを見ていた娘の目そのものが間違っているからです。
こういった場合、極端から極端へと走りやすくなります。
娘が不満に思っていた「父親に欠けているもの」を持った男性というのは、
逆に、父親が持っていた「良いところ」が欠けている可能性が大きいのです。
この妻の父親は、確かに、酒乱で母親に手を上げるような人だったかもしれませんが、
大工の棟梁として、仕事は真面目で、人望もあり、
子供には優しかったそうです。
そんな父親が、
酒乱になり、母親に手を上げてしまっていた背景にも、
何か理由があった可能性があります。
罪を憎んで人を憎まず・・・と言いますよね。
ですので、この妻の場合には、
「仕事は真面目で、人望も得られるような優しい人」
という、父親の良いところに似た人を求められたら、
恐らく全く違う結婚生活になっていた可能性があります。
そのようなわけで、様々な要因はありますが、
この夫婦の場合には、夫婦関係は修復不可能なまでに冷え込み、
浮気、離婚という過程を辿りました。
頑張り屋で優秀な女性が心掛けること
先ほども言いましたが、
頑張り屋で優秀な女性は、
男性と対等になろうとする、もしくは、
男性より優秀であると思いたがる傾向が強くなるので、
そこを改めないといけません。
実際にそうであったとしても、
でも書いていますが、
男性というのは「自尊心」の塊なので、
そこを攻撃してきたり、尊重してくれない女性が苦手です。
「優秀な女性」というのは、
決して、男性より優秀かそうでないか、ということではありませんよね。
頭はどんなに良くても大いに構わないと思いますが、
その頭の良さと引き換えに、「女性らしさ」を失ってはいけないと思います。
私もずっと、「女性らしさ」については考え続けているのですが、
結局のところ、女性にしかできないことに、
妊娠・出産がありますね。
自分の体の中に、もう一人の人の命を宿すことができ、
もっと言ったら、魂を宿すことができ、
10か月もの間、自分の体内で育み、
男性だったら気絶すると言われているような痛みを味わいながら産む。
その後は、寝ずのお世話で、大切に大切に育てていく・・・
当たり前のことと言えばそうなのですが、
私は、これが、「女性らしさ」の全てだと思います。
「愛し力」「許し力」「育み力」「慈しみ力」・・・
こういった力です。
実際に妊娠・出産を経験したかどうかは別として、
女性に本来備わっている力なのだと思います。
決して、男性と争うために、女性が創られたのではないということを、
優秀な女性ほど、心掛けるべきなのではないでしょうか・・・
ここで、偉人、松下幸之助さんの妻むめのさんを描いた書籍「神様の女房」から、
一文を・・・
「幸之助さんが本当に求めているものを、理解せなあかん。
たとえ世間の人々が冷笑しようと、
自分だけは幸之助さんの考え方を正しく理解して、
支えていくことが務めや。
それが、目指しているものにつながっていくんや。」
「どんな男性でも、むめのさんを妻にしたら松下幸之助になれる」
と言われているほどの、最高度の「妻力」です。
素直に見習いたいものですね。
Writing by
【離婚を減らして子供を増やす】
4児の母・成婚スペシャリスト・夫婦生活スペシャリスト・イイ女クリエイター
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