,

「重い女」にならない法

Fotolia_105679755_M

「重い女」って、どんな女性か分かりますか?

読んで字のごとくですが、体重のことではなくて、

「思う気持ちが重い」女性のことですね。

 

イメージでは、

好きな男性に手かせ足かせを装着して、

拘束状態に置いているような感じではないでしょうか。

彼の一挙手一投足をすべて把握しておかなくては気が済まないし、

その中で、何か自分の気持ちを裏切るような疑いのあるものがあれば、

徹底して追求し排除する・・・

 

怖いですね。

 

でもそういった女性って、裏を返せば、

とってもピュアで素直で愛情が深いんです。

私は可愛らしく見えることがありますね。

こういう女性に正しく愛された男性は、幸せだと思います。

こういった女性は、

自分を思ってくれる人には本当に誠心誠意尽くしますし、裏切ることが無いです。

 

ある「重い女」経験者の30代前半の知人も、

今では理想の人を見つけ、幸せな結婚生活を送られています。

でも一時は、ご自身のことを「失恋女王」と呼ぶくらい、

やはり恋愛ではご苦労をされていましたね。

 

ではなぜ、「重い女」になってしまうかですが、

多いのは、やはり、「愛されていない」と感じる生い立ちを送ってきた場合です。

親であったり、友人であったり、今までの人間関係があまりうまく行かず、

「もっと愛されたい」という思いが強くなってしまっていることが多いですね。

結果、好きな人に愛されなくなる不安から、

過度の束縛状態に置きたくなってしまうのです。

 

結婚前に必ずしてほしいこと・・・

でもお話していますが、

恋愛についても、そういった環境での刷り込みは現れてきます。

 

「恋は盲目」と言いますが、

「重い女」になっている状態というのは、自分が重くなっていることには気付きません。

なので、そんな重さを苦痛に感じて逃げようとする相手を責めます。

そして一層、悪循環に陥ってしまいます。

 

今回はそんな「重い女」にならないための、

「正しく愛する方法」をお話ししたいと思います。

 

女性は感情の生き物

Statue of the Greek goddess Aphrodite, discovered on the island of Melos ("Milo", in modern Greek), Louvre Museum, Paris

女性というのは、とても感情的で、感情に支配されやすい生き物です。

その理由に、

女性には子供を宿し生み育てるという本能が備わっているわけですが、

辛いつわりに耐え、重く大きいお腹を守り、苦しい出産を乗り越えるには、

お腹の中のまだ見ぬ子供を「深く愛する」ことができないといけませんし、

生まれてきても泣くことしかできない、未熟な赤ちゃんを無事育てるためには、

泣き方や表情一つで、「感情を読み取る」ことが必要ですね。

そして、その後も続く、思い通りにならない育児の大変さでさえも、

我が子の寝顔や仕草の可愛さ、細かな成長を感じ取って、

「幸せ、喜び」に変換させる能力が必要です。

そのために、女性は、感情的であると言われています。

 

感情的な女性を嫌う男性も多いかとは思いますが、

実は、男性の理性や体力と同じように、

女性の感受性というのは、

女性の神聖な能力だったりもするのですよ。

 

私はこれが女性のスーパー能力である「愛し力」なのだと思っています。

女性は、人を、感受性豊かに受け止めて、本当に深く愛することができるのです。

 

ただ、これが仇になる場合が、「重い女」なのですね。

その豊かな感受性と深い愛情で、好きになった男性を拘束してしまうのです。

そして最悪なことには、その自分の愛に「見返り」を求めるようになってしまいます。

 

「私がこんなに愛しているのに、愛してくれない」

「私がこんなに愛しているのに、どうして不安にさせるの」

といった具合です。

 

こうなると、相手の男性はまるで常に手かせ足かせを着けられ、

気持ちも行動も完全に支配されているような気がして、

苦しくて逃げ出したくなってしまいますね。

 

女性は「愛し力」が強い反面、「恨み力」も強いので、

本当に怖いです。

お化けの話は、恨み心で亡くなった女性がほとんどですからね。

 

では、どうしたら、「重い女」にならずに済むのでしょうか。

 

一言でいえば、「感情のコントロール」をする、ということなのですが、

「感情」というのは、言葉で表現することはできても、目には見えないものですね。

なので、コントロールが難しいのです。

しかも、後から後から勝手に湧き上がってくるようなものでもありますし、

感情に支配され始めてしまうと、自分でもどうしていいか分からなくなりますね。

ですのでそんな時には、感情を目に見える形で例えてイメージしてみると、

コントロールしやすかったりします。

そこで、「置いておく法」を使います。

 

「置いておく法」

Gift box

大好きな人がいて、頭がいっぱいになっているなんて、

とっても素敵ですよね。

「恋愛、結婚をコスパで考える時代」、「恋愛してるなんて恥ずかしい」、

そんな風にも言われるようになってきた現代ですけど、

人を好きになること、愛すること、大切に思うこと・・・って、

とってもとっても、美しいことです。

 

しかも、相手のことを縛り付けておきたいくらい好きで、

好き過ぎて眠れないくらい、24時間気になるなんて、

そんなに誰かを好きになれる経験ができるなんて、

人生の中で5本の指に入るくらいの、本当に素適な素敵な出来事です。

 

でも、そんな美しい出来事が、あなたの毎日や、

お相手の毎日を苦しいものにしてしまっては、

もったいないですよね。

ですので、

その美しい気持ちを、美しいままに、上手に保管しながら、

正しく愛するために、「置いておく法」を使うのです。

 

誰かを本気で愛しているその気持ちは、絶対に悪いことではないので、

美しい箱を用意して、美しく詰めていきましょう。

お相手の好きなところや、思い出などを、ひとつひとつ・・・

そして、素適なリボンで結んで、

 

「とりあえず、置いておく

 

捨ててはいけませんし、捨てる必要もありません。

その気持ちは間違っていませんし、

とても美しく大切なものだからです。

 

これで、あなたの、大好きな人への美しい気持ちを詰め込んだ箱は、

いつでも手の届く、目に見える場所にあるので、安心ですよね。

 

そしてあなたは、もう「重い気持ち」をいったん手放して置いたので、

「重い女」にならなくて済みます

 

これが、「重い女」脱出の為の、

第1段階目の、「置いておく法」です。

リアルにイメージして、やってみてください。

感情を視覚化することで、理性的に捉えることができ、

整理しやすくなります。

 

実は、「置いておく法」なんて気難しい言い方をしなくても、

「ま、とりあえず置いておいて」が出来れば良いのです。

 

物事には、必ず優先順位があります。

あなたが現在置かれている立場、状況の中で、

優先順位を考えた時に、

恋愛というのは、案外1位には来ないものです。

それは、恋愛というのは、あくまでも、

あなたの人生を彩るスパイス的なものだからです。

 

生きていくために絶対的に必要なものではないことが多いですし、

でも、無かったら寂しいし、味気も色気もない・・・

そのようなものであったり、

恋愛を通して自分を知ることができるそのようにも言われています。

確かに、自分の良いところも悪いところも全て露呈しやすかったりしますよね。

そう考えると、自分自身を知るとても良い機会

そう捉えることもできます。

 

でもそれよりも、じっくり考えてみたら、実は、

学生であれば「勉学」

社会人であれば「仕事」

優先順位の1位に来るのではないでしょうか。

 

ですので、少し冷静になって、

燃え上がる恋心であるとか、大好きな人のことというのも、

ガーッ!と一時考えるのは良いのですが、

「ま、今は置いておいて」ができるようになれば、

「重い女」になることはありません。

 

でも、これがなかなか出来ないのが、感情的生物の女性なので、

分かりやすく視覚化してイメージするために、

「置いておく法」を使います。

 

結構私も色々なシーンで使っています。

考えてもすぐに答えが出ないようなことについては、

「ま、とりあえず置いておいて」と、

リアルに仕草を混ぜたイメージでやります。

そして、優先順位上位のことから取り組んでいくようにしています。

 

そうして、

「置いておく法」で、ズシ~ンと重かったあなたの彼への気持ちを一旦置いておいたら、

次に考えるのが、

あなたが授かっている、「創造的エネルギー」別の使い道です。

次は、「あなたの人生」そのものに、思いをシフトしましょう。

 

「創造的エネルギー」というのは、

あなたの存在そのもののことでもあるのですが、

このエネルギーというのは、

あなた自身と、他の、より多くの人を幸せに導く力があります。

無限の創造性と自由を与えられています。

 

今まで、大好きな人のことだけで、その創造的エネルギーを放出し続けていたので、

今度は、自分の為にそのエネルギーを使ってみましょう。

 

「自分が本当にしたいことは何か・・・」

「自分の夢は何か・・・」

「自分はどんなことが好きか・・・」

 

大好きだった人への気持ちは、どこかへ行ってしまったわけではないので、

安心して、

「それとは別に」あなた自身のことを考えてみるだけです。

 

そうすることで何が起きるかというと、

今度はあなた自身が輝き始めるのです。

創造的エネルギーを自分自身に注ぎ込むことで、

本来のあなたが目覚めて輝き始めます。

 

あなたが輝き始めると何が起こるかというと、

今度は周りの多くの人を照らすことができるようになります。

それが、あなたの本来の姿です。

 

あなたは、今まで盲目的に彼のことだけを考え、

彼だけが自分の人生の全てだと思い込み、

ヘトヘトになるほどエネルギーを使い続けていたのに、

いつの間にか、自分自身が輝き、周囲に必要とされていることに気付き、

とても幸福感に満たされること思います。

 

いつの間にか、以前とは全く違う世界が広がり、

もう苦しみからも解放されています。

そしてそんなあなたは、とても美しいはずです。

 

今までの盲目的恋愛感情は、

実は、行き場のない創造的エネルギーのはけ口だった・・・

ことにも気が付くかもしれませんね。

 

箱はどうなるのか・・・?

sample_photo2

最初は、毎日、箱が気になって気になってしかたないでしょうし、

開けたくなってしまったりするでしょう。

もし開けてしまっても、また、落ち着いて詰め直せば大丈夫です。

 

でも、創造的エネルギーを自分自身に注ぎ込み始め、

あなたが本来の輝きを取り戻し始めた頃には、

恐らく、

あなたは、箱の存在を忘れているか、

あまり気にならないくらい、箱が小さくなっていると思います。

でも、箱の美しさはそのままです。

 

箱はそのままあなたに忘れ去られていくか、

いつか思い出して、開けるときが来ます。

 

あなた一人で開けるのか、それとも誰かと開けるのか・・・

綺麗に詰めた美しい思いを寄せていた、あの大好きな人と開けるのか・・・

中身はそのままか、違っているのか・・・

それはワクワクするお楽しみですね。

 

でも、その箱を再び開ける時のあなたは、

もう二度と、「重い女」になることはありません。

 

感情のコントロールの仕方と、

創造的エネルギーの正しい使い方=「正しい愛し方」を知ったからです。

 

美しく輝いている箱を時々横目で見ながらも、

「とりあえず、置いておいて」執着せずに、

まずあなた自身が輝く努力をする

 

この状態が、「正しい愛し方」ができている時です。

 

「正しい愛し方」ができれば、

「正しく実る恋」になる可能性もグンと上がります。

大好きなあの人も、輝くあなたがまぶしくて、気になって仕方がなくなるからです。

 

自分自身を愛し、自分の人生を愛し、

自分らしく輝いている女性ほど、

美しい人はいません。

その美しさが、

他の人をも幸福にするのです。

by MEG

 

ここで、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」から・・・

img_0 (1)

「このようなはげしい喜びにははげしい破滅をともなう、
勝利のさなかに死が訪れる、火と火薬のように、
口づけするときが四散しはてるときだ。
甘すぎる愛はその甘味ゆえにいとわしく、
味わうだけで食欲も消えはてるもの。
だからほどよく愛するのだ、それが永き愛の道、
いそぎすぎるのはおそすぎるあゆみと同じことだ。」

 

何事にも、「中道」が大切です。

恋愛にも、「愛して愛さず、ほどよく愛する」という、

一見中途半端でありながらも、究極のバランスが必要なのかもしれませんね。

 

それでも、

「今すぐ相談してアドバイスして欲しい」

「今の恋の行方が知りたい」

という方は、

人生相談のプロフェッショナル

にぜひご相談ください。お役に立ちます^^

 

Writing by

【離婚を減らして子供を増やす】

4児の母・成婚スペシャリスト・夫婦生活スペシャリスト・イイ女クリエイター

❤MEG❤

https://www.facebook.com/nishikawa.megumi.7