Boy rides a bicycle in the sunset light

結婚前に必ずしてほしいこと・・・

指輪選び式場選びより、まずは「親離れ」

bird in sun

何それ?と思いますか?

なぜ、この「結婚前の親離れについてこだわっているのか・・・

 

私達は、母親のお腹からオギャーと生まれたその日から、

特別な事情が無い限りは、大抵、

「家庭」や「家族」といった、

親が作り上げた小さな枠組みの中で育てられるので、

親の躾そのものもそうですし、生活習慣や言動全てにおいて、

当然、親に言われたことや親のすることを参考にします。

なので、大抵は、相当な刷り込み」を受けて成長していきます。

 

皆さんあるのではないですかね、「似ちゃってる~」と思うところ・・・

 

しかも、親の嫌だなぁと思っていたようなところに限って似てしまったり・・・

それは、どうしても、嫌なところの方が気になるからですね。

良いところは当たり前のように流して忘れてしまって、

親の嫌なところばかりが目につくのが、子というもの・・・

そして結果的に似てしまうのです。

 

ですので、結婚生活の中では、あらゆる場面において、

無意識に、自分が見てきた親の姿、家庭の姿というものが、

自分を通して投影されてしまうことが多く、

直に、態度や言葉といった行動として、

目に見える形で現れてくることもあれば、

考え方の癖のように、

目に見えない形として、現れてくることもあります。

 

それが、「親の良いところ」なら良いのですが、

「親の悪いところ」が現れてくる場合には、

自分の新しい家族にも大きく影響してしまうのですね。

 

私(筆者MEG)も4人の子育てを通して、

特に育児では、親の刷り込みが顕著に現れるということを実感しています。

親と同じ育て方をしてしまったりします。

 

伴侶に対してはどうかというと、

やはり、夫を「父親フィルター」を通して見てしまうことがあり、

『父だったらこうしていただろうな、こう言っていただろうな・・・』

なんて思ってしまったりするのですね。

良かれ悪しかれ・・・です。

 

結婚をして、新しい家族と新しい人生を歩んでいく時には、

一旦、それまでの人生を、「良いところ」は残して、

リセットした方が良いくらいだと思っています。

 

そして、今度は、これから自分と人生を共にする伴侶や子供のことを、

よく見て、よく知って、よく愛する・・・

こちらに思いをシフトする必要があります。

 

そこに、それまでの両親や家庭の刷り込みで出来た、

何かフィルター的な、

自分のこだわりのような視点は、

あまり良い影響を与えません。

 

なので、是非、結婚前に「本当の親離れ」をして欲しいのです。

特に両親に対して今、これと言った感情が無い場合でも、

実は、本当の親離れ」は、できていないことがあります。

 

そして、「もう自分は大人だし、親は関係ないから」

両親に対して、今こういった気持ちの場合でも、

これは、親離れではありません。

 

これから、「本当の親離れをする方法」を、お話ししていきます。

 

本当の親離れとは・・・

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本当の親離れをするには、

1つ、絶対にしなければならない作業があります。

それは、

 

「本当の恩」を思い出す

 

という作業です。

「怨」ではありません。

「恩」です。

 

「両親には感謝しています」と簡単に言える方、

それは、思いを寄せるだけで涙が溢れるほどの「本当の感謝」でしょうか。

 

「両親にしてもらったことを言ってみて下さい」

と言われて、あれをしてもらったこれをしてもらったと、

簡単に口をついて出てくるのは、

実は、本当の恩」ではありません

 

深い感謝に至る「本当の恩」というのは、

思い出せないところにあります。

 

思い出せない「当たり前だったところ

にあるからです。

 

この、忘れている本当の「恩」をひとつひとつ思い出し、

「怨」も同時にたくさん抱えている人は、

その「怨」の上に「恩」を上塗りしていきます。

 

この作業をじっくり時間をかけてやることで、

今までの両親像が180度変わることを実感されることと思います。

 

特に、両親に対して「怨」が強い方は、

この作業をした後の自分の気持ちの変化に驚くことでしょう。

 

「怨」と見えていたものの奥にある真実が見えてきたりします。

真実を知ると、「怨」だと思っていたものが実は「恩」であったことにも気付けます。

 

「本当の親離れ」というのは、親に対する「執着」が無くなった状態のことで、

執着を無くすには、「本当の感謝」が必要なのです。

 

そして、「本当の感謝」とは、「本当の恩」を知ることなのです。

 

1日10分の感謝瞑想

yoga in the beach. woman meditating in lotus pose on the beach at sunset

では、具体的にどのようにして「本当の恩」を思い出していけばよいか、ですが、

1日10分の「感謝瞑想」です。

それを最低3か月は継続させることです。

 

まず、椅子などに楽に座って、目を閉じて深呼吸をします。

 

自分が赤ちゃんになったと思ってみましょう。

お母さんの胸に抱かれながら、授乳やミルクを与えてもらっています。

その時のお母さんの顔はどんな風か、

イメージで良いので思い描きます。

 

夜中寝ずのお世話でウトウトしているかもしれませんね。

でも、可愛いあなたの顔を愛しそうに見つめながら、

「美味しいですか?たくさん飲んでね」と、

優しく声をかけてくれているかもしれません。

あなたもとても幸せな気持ちになって、感謝が湧いてくると思います。

 

これが、あなたの記憶にない、でも確実に、

あなたが生きるためにお母さんが与えてくれていた「恩」です。

 

不思議なことに、この作業を始めると、

ただイメージしているつもりが、

ありありとリアルに思い描けたりします。

実はこの作業は、かなりスピリチュアルなことなので、

絶対に忘れていたはずのことや、見ていなかったはずのビジョンまで、

見せてもらえたりすることがあります。

 

初めて自転車を買ってもらった日のこと・・・

その出来事は、ただ「自転車を買ってくれた」こととして記憶されているかも知れませんが、

その奥には、子供を喜ばせてあげたいという両親の「思い」がありますよね。

 

そして、

お母さんは家計簿を見つめ、

お誕生日には必ず自転車を買ってあげようと考えてくれていたり、

毎朝満員電車に揉まれながら通勤して、

一生懸命働いて稼いでくれているお父さんの姿があるのです。

 

「自転車を買ってくれた」という出来事の奥にある、

両親の思いや姿、顔、そんなものは、忘れていたり、知らなかったことではないでしょうか?

考えてみたこともなかったりするのではないでしょうか。

それを思い出すことが、この「感謝瞑想」です。

 

このような感じで、1日に10分、

両親への「本当の恩」を思い出すための、

「感謝瞑想」をします。

生まれた時から(その前からでも)、

今の自分になるまでの「本当の恩」を一つ残らず思い出します。

 

※感謝瞑想の注意点

瞑想中の注意点として、

もし「怨」が浮かんできてしまった時には、

すぐに目を開けてください。

ストレッチや体を動かすなどして、

仕切り直しましょう。

絶対に、そのまま続けないようにしてください。】

 

凄い人は、あちらの世界で、お母さんになる人と、

「親子になる約束」をするシーンまで思い出せた人がいますよ。

生前記憶ですね。

 

おそらくやっていると、自然と涙が溢れることもたくさんあると思います。

その時が、本当に「感謝」できているときです。

たくさん涙を流せば流すほど、感謝が深まります。

逆に、涙の出ない感謝などは偽物だと言っても良いくらいです。

 

私(筆者MEG)の場合、

父との確執がかなりあったので、

父からまずは集中してやり始めました。

 

初めて1週間ほどで、まずは、父からのメールの雰囲気がガラッと変わりました。

文面に、私や周囲に、感謝を表す表現が増えました。

とても謙虚な姿勢で書かれていることがよく分かるようになりました。

同時に、私も、父に対して、そういった表現を多く使うようになっていました。

 

スピリチュアル的には、「念い」は即相手に通じると言われています。

「引き寄せ」なども、全てそういった「念い」の力を利用してますよね。

 

家族は、魂的ご縁もとても深いそうですから、

尚更、「念い」は伝わりやすいと思います。

 

そんなわけで、父への感謝瞑想を1日10分続けて、

3か月が過ぎたころには、

私は、以前自分が父へどんな感情を抱いていたかさせ、

思い出せなくなっていました。

 

7か月目には、以前までの父と私ではなくなっていましたし、

私自身が全く別人になっていました。

あれほど愛されていないと思っていた父から、

本当はどれだけ愛されていたかを知ったので、

本当の意味での「自信」を持つことができたのです。

過去の自分を許すとか、自分で自分を愛するとか、

なかなかできなかったことが、できるようになりました。

 

父への「怨」だと思っていたものは、もう全て消えてしまいました。

この状態が、「本当の親離れ」ができている状態なのです

 

両親との確執の様なものは無かったとしても、

「当たり前に居てくれた」「当たり前に優しかった」ことが、

どれだけの「恩」であるか、

誰もが必ず知らなければいけないことだと思います。

 

「本当の親離れ」とは、

親を突き放すのでもなく、無関心になるのでもなく、

「本物の感謝」ができている状態のことです

 

自分の心をこの状態にできると、要するに親への「執着」がなくなるので、

結果的に、親からの刷り込みを他に投影しないで済むわけですね。

 

結婚というのは、

「新しい家族」と「新しい家庭」をゼロから築きあげていくことなので、

それまでの古い自分というのは、脱ぎ捨てなくてはいけないのです。

 

どうか、結婚を約束したパートナーが見つかったら、

まずは、「本当の親離れ」をして下さいね。

 

そして実は、この「本当の親離れ」ができているかいないかというのは、

今現在現れている様々な問題にも大きく関わっていることがあります。

仕事がいまいち上手くいかない、

人間関係がいまいち上手くいかない、

どうしても体調が優れない、

などなど、

一見両親とのことなど関係なさそうに見えても、

あなたの思いや言動全てに無意識に作用しているのが、

「親の刷り込み」だったりするので、

無意識レベルで引き寄せを起こしたり、

両親と同じ悩みを抱えてしまったりすることが多いのです。

ですので、どうしても解決しないようなことがある場合にも、

この「感謝瞑想」を実践して、「本当の親離れ」をしてみてください。

 

それでも、

「今すぐ誰かに相談してアドバイスして欲しい」

「幸せな結婚ができるか不安」

という方は、

人生相談のプロフェッショナル

にぜひご相談ください。お役に立ちます^^

 

Writing by

【離婚を減らして子供を増やす】

4児の母・成婚スペシャリスト・夫婦生活スペシャリスト・イイ女クリエイター

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