幸せな結婚生活を送るためには、たった1つのことを守ればいい
「え?たった1つだけ?」
と思いましたか?
では、今から、
それがどれだけ「重要」で、
どれだけ「難しい」かを、お話ししていきますね。
なぜなら、
このことが容易に実践できる人は、
正直、「神レベル」だからです。
それくらい、「難しいこと」なのですが、
それくらい、「価値あること」です。
その、たった一つ守ること。
それは、
「Si vis amari, ama.(愛されたいならまず愛せ。)」
です。
これは、ルキウス・アンナエウス・セネカ(紀元前1年~65年)という、
ローマ帝国の政治家・哲学者・詩人だった人の名言です。
「セネカ哲学」のセネカですね。
↓こんな人です(笑)
こんな遥か大昔から、
幸せになるためのゴールデンルールは説かれているのです。
そして、このたった一つの「愛されたいならまず愛せ」が、
「幸せな結婚生活」の為には何よりも大切なのです。
なぜそこまで大切なのでしょうか。
あなたは、自分を変えることができますか?
人って、放っておいたら、「愛されたい」とひたすら願っている生き物だと思いませんか?
「好かれたい」「ちやほやされたい」 「認められたい」「有名になりたい」「称賛を浴びたい」
全て、「愛されたい」という気持ちの現れですよね?
対「誰か」が居て、その人の自分に対する「評価」が自分の存在を確認させてくれると感じています。
だから、より多くの人に、「愛されたい」のです。
だって人間なんて、オギャーと生まれた瞬間から、
誰か居てくれなければ、生きることができない生き物なのですから。
それが親なのか、それとも事情があって別の人なのか、それは分かりませんが、
とにかく、誰かが居てくれなくては生きることができないのです。
母乳やミルクを与えてくれて、排泄物を処理してくれて、
体を綺麗にしてくれて、衣服を着せてくれて・・・
何もかもをやってもらわなくてはいけません。
人間は、生まれた瞬間から「依存体質」なのです。
ですので、基本的には、「愛されたい」という願望が強いものです。
でも、それを結婚生活でむき出しにしてしまうと、
毎日同じ人と一緒に居て、よく見えすぎてしまうので、
相手の都合によっては、「愛されていない」と感じてしまうことが多くなり、
不平不満が沸き上がり、不和が起き始めます。
例えば、
●構ってくれなくなった
●笑ってくれなくなった
●会話が無くなってきた
●セックスレス
等々。
その陰には、色々な事情が隠れているものなのですが、
例えば「疲れている」とか、「仕事で辛いことがあった」とか、
女性だったら、「生理に伴う不調」なども大きく影響します。
でも、その色々な事情に心配りをする前に、
「もう自分のことなんて愛していないのかも・・・」と考えてしまうのですね。
因みに・・・
【「夫」が「妻」に大切にされていないかもと思う瞬間ランキング】〔GOOランキングより〕
1位 一緒に寝るのを嫌がる
2位 体調が悪い時に何もしてくれない
3位 家事がいい加減
4位 一緒に出掛けたがらない
5位 相槌がうわのそら
6位 誕生日やクリスマスのイベント時に何もなし
7位 洗濯物を別々で洗われる
8位 目を合わせてくれない
9位 自分が家を出るとき、たいていまだ寝てる
10位 話を聞いてくれない
【「妻」が「夫」に大切にされていないかもと思う瞬間ランキング】〔GOOランキングより〕
1位 体調が悪い時に何もしてくれない
2位 誕生日やクリスマスのイベント時に何もなし
3位 相槌がうわのそら
4位 話を聞いてくれない
5位 姑にいじめられても味方をしてくれない
6位 主婦は楽でいいよね、などと嫌味を言われる
7位 一度話した内容を忘れている
8位 重い荷物を持ってくれない
9位 「夕飯はいらない」の連絡もなしに外食される
10位 家事や育児を進んでしない
全て当てはまるような時にはどうなっちゃうのか恐ろしいですね。
でも、よくあることのようにも思えます。
何か夫婦間で嫌なことがあった時には、
まずは、「怒り」「苛立ち」「悲しみ」「寂しさ」などなど、
マイナスな思いが湧くのが普通で、そこから「自己保身」に入るので、
「自分は悪くない」と考えます。
そして、「相手を変えよう」とするのです。
あの手この手で。
合わないところを裁いたり、嫌なところを責めたり、足らないところを指摘したり・・・
そして喧嘩になり、悪循環に陥り、夫婦関係はドロ沼化してしまいます。
「愛されたいならまず愛せ」とは、
「相手を変えるのではなく、自分をまず変えよう」ということなのです。
「愛されたいならまず愛せ」の実践法
例えば、妻が、夫が「話を聞いてくれない」と感じているとしましょう。
その「話をきいてくれない」ということで、
妻は勝手に「もう愛されていないかも・・・」と考えてしまう。
そして夫を責め始めます。
「どうしてあなたはいつも私の話を聞いてくれないの!」
「私なんてもうどうでもいのでしょう!?」
と言ったように。
「相手に変わってもらおう」と必死になります。
でも実は、その妻は、夫が「ただいま」と玄関を入ってくるなり、
「ちょっと聞いてよ!今日あんなことがあってこんなことがあって!」
と滝のように話し出すタイプの妻だったのです。
夫は外で一生懸命働いてきて、当然疲れていますよね。
その状態で、家に来ても妻に「ギャーギャー」と喚かれたら、
パタッと耳を塞ぎたくもなりますよね。
こんな日が続くと、徐々に夫婦不和に陥っていきます。
ここで、「愛されたいならまず愛せ」を活用するなら、
妻は、自分も日中色々なことがあって溜まっていたものもあるでしょうが、
夫が帰ってくるときには、それをグッとこらえて、
まず「今日はお仕事どうだった?」と、
自分が言ってほしいこと、して欲しいこと、をまず自分から先にする。
ことが大切です。
そして夫の様子を見ながら、少し落ち着いたかなというタイミングで、
「ちょっと話してもいい?」と訊ねてみましょう。
ここまで気遣うことができれば、夫も快く話を聞いてくれるはずですし、
あなたも落ち着いて話すことができます。
この「話す」ということに関しては、特に女性の方が気を付けなくてはいけないことです。
なぜなら、女性は「しゃべる」生き物だから。
こちらにもありますが、女性って、「話すこと」で心を整理しようとするんですね。
なので、感情のままに言葉を発したり、
相手の状況を見ずにしゃべりだしたりすることが多いのです。
なので、そのことを踏まえ、旦那様にしゃべりかけるときは、
少しだけ「気配り、心遣い」をする。
これが、妻としての「愛されたいならまず愛せ」の実践です。
これが夫の場合は真逆になります。
本能的な違いもあるのでしょうが、
男性は、育つ過程において、たいてい、
「男のくせにメソメソするな」とか、「男のくせに喚くな」などと、
心理学的には 《 感情の抑圧 》状態に置かれることが多いのもあり、
大人になっても、感情をむき出しにするのは「恥」といった風潮があります。
仕事においても、理性的且つ合理的に考えて進めていくことが求められるので、
男性が感情というものに振り回されていては仕事にならないでしょう。
でもそれを夫婦間でも貫いてしまうと、
女性は基本的に愛情を表現してほしいものなので、
いつも何も表現してくれないことに、「寂しさ」や「不安」を感じてしまいます。
専業主婦の場合、アクティブに人と交流したりしない限り1日中ひとりでいることも多く、
そこに赤ちゃんが居たりすると、疲労や育児不安も重なり、
尚更「孤独」を感じやすいものです。
そこにやっと帰って来てくれた夫もまたそっけなく、愛情表現もしてくれないとなると、
その「孤独」は一層増してゆくことでしょう。
女性は感情的なので、そういった孤独や不安を募らせると、
突然爆発させてしまうことがあります。
夫の方も、自分ももちろん外で仕事をしてきて疲れているかもしれませんが、
一言、「今日は1日どうだった?」と声をかけてあげることだけで、
妻の孤独は吹き飛ぶでしょう。
ですので男性は、意識して、「愛情を表現する」ことをしてみて下さい。
因みに、女性が男性にしてほしい愛情表現は1位は、実は「言葉」ではなく、
「ハグ」だそうです。次いで「言葉」となっています。
なので、ハグしながら「今日も一日お疲れ様。今日はどうだった?」
などと言ってあげられたら、奥様はもう幸せでしょうね。
このささやかな愛情表現で、
妻は「愛する夫の為に明日もまた頑張ろう」と思えるものなのです。
「愛情表現」それが、夫にとっての「愛されたいならまず愛せ」の実践です。
「愛されたいならまず愛せ」は、こういったこと以外にも、
夫婦間の出来事全てに当てはまることです。
「もう愛されていないかも・・・」と感じることがあった時には、
どうしたら自分は愛されていると感じるのかを考えて、
自分が言ってほしいこと、して欲しいこと、をまず自分から先にする。
ことを心掛けてみましょう。
「愛されたいならまず愛せ」の落とし穴
ある奥様が居ました。
原因は省略しますが、3か月も夫と口をきかないような日々が続き、
ある日、「自分を変える」ことの重要性に気付き、
一生懸命、自分を変える努力をしました。
「言葉がけ」はもちろん、
「毎日ハグをする」ということを実践したのです。
ハグなんて絶対にはねのけられそうだからできない!
と言っていたのに、本当によく頑張っていました。
この間、ご主人の心境も落ち着き、平和な日々が続きました。
しかしある日、妻の方が風邪をひき、
夫にうつるのを避けるためにハグをしなかった日から、
夫はまた口をきかなくなりました。
しかも今度はハグをする前よりも酷い態度・・・
ハグをしなかったのは思いやりのつもりだったのに・・・と嘆いていました。
なぜこんなことになったのかというと、
実は、彼女の心の中には「してあげている」という気持ちが、
ずっとあったのです。
なので、ちょっとした出来事で、
それまで頑張ってきたこともあり、
「あんなにしてあげていたのに!」という気持ちが沸き上がってしまい、
以前よりも関係が悪化してしまったのです。
これって実は、本当に陥りやすいことなんです。
人に親切にするって、どこかで「見返り」を求める心がありませんか?
ここで、名作「星の王子さま」の著者アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの名言を。
True love begins when nothing is looked for in return.
(本当の愛は、もはや何一つ見返りを望まないところに始まるのだ。)
「見返りを一切求めない愛」という境地も、
きっと「神レベル」。
でも、
幸せな結婚生活を続けるには、「なくてはならない考え方」です。
「愛」は、見返りを求めた時点で、「愛」ではなくなります。
すぐにできるようにならなくてもいい、
完璧じゃなくてもいい、
失敗してもいい、
でもどうか、諦めず、見返りを求めず、
「愛されたいならまず愛せ」
を実践し続けてください。
結果は様々です。
頑張っているのに、なかなか愛してくれている気がしない。
そんなこともあるでしょう。
でも実は、それは、
「お前の持っている愛は、そんなものではない。もっともっと愛を与えなさい」と、
あなたを鍛えてくれていることがあるのです。
厳しいパートナーというのは、その役割をしてくれていることがあります。
「愛されたいならまず愛せ」を、
一生懸命実践しているあなたの心と姿そのものが、
とても素晴らしく、とても美しく、
愛すべき「幸せな人」
なのだと思います。
でも、分かっていてもとにかく苦しい。
自分を変えたいけど、どうしたらいいかわからない。
そんな時には、
にぜひご相談ください。
きっとお役に立ちます。
Writing by
【離婚を減らして子供を増やす】
4児の母・成婚スペシャリスト・夫婦生活スペシャリスト・イイ女クリエイター
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